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『stop2go(ストップ・トゥ・ゴー)』開発ストーリー

1986年、モンディーンは「スイス レイルウェイ ステーションクロック」を初めて腕時計に落とし込んだ、クラシックコレクションを発売しました。それから20年後の2008年、モンディーンは、さらにスイスらしいユニークな時計の開発を試みたいと考え、stop2go(ストップ・トゥ・ゴー)の開発をスタートしました。

スイスの3000箇所の駅に設置されているステーションクロックは、広大なスイスの鉄道システムの時刻表に完璧な精度をもたらすために、60秒ごとに1度再調整します。 この調整を行うため、アイコン的な存在である赤い秒針は58秒で一周し、12時位置で分針が進むまで2秒間停止します。2秒間停止することで、止まりや遅れが生じたステーションクロックの時刻を再調整し、全ての駅の時計が一斉に時刻をスタートできるようにしているのです。

ステーションクロックに搭載されているこの複雑な機構を腕時計のクォーツムーブメントに落とし込むまでには、リサーチやテスト、そして改良を含め、開発に4年もの時間がかかりました。
通常のクォーツ時計の時針、分針、秒針を動かすためには1つのモーターが必要ですが、stop2go(ストップ・トゥ・ゴー)には2つのモーターが必要です。1つはこの独特な動きをする秒針を動かすモーター、もう1つは時分針を動かすモーターです。これを実現するために、IC(集積回路)は2つのモーターを別々に認識しています。
また、ステーションクロックの秒針の特徴である、無駄がなくスムーズな動きも実現する必要がありました。この動きをクォーツムーブメントで再現するため、完全にオリジナルなムーブメントが開発され、秒針は1秒を4回に分けて小刻みに動くことで、よりスムーズな動きに見えるようにしたのです。

2012年、ついにムーブメントが最終のテスト段階に入りました。スイス時計業界のラボであるChronofiableは、さまざまな外部環境下で精度チェックを完了させました。その後、モンディーン社は、デザインをマーティン・ドレクセル氏に依頼しました。

もともとはステーションクロックであったという工業的な背景に敬意を示す為、ステンレススチールケースはブラッシュ仕上げとなっています。
また、リューズの形状はこの独特なムーブメントの時間の調整がしやすいようにデザインされました。傷つきにくいサファイアガラスの風防に、ストラップはブラックとレッドの2色を展開。Stop2go(ストップ・トゥ・ゴー)は、時計工学と歴史あるスイスデザインの劇的なコラボレーションなのです。
世界にひとつだけしかない、2秒止まる時計。あなたも手に取ってみてはいかがですか?

モンディーン Stop2go(ストップ・トゥ・ゴー)の着用レビューはこちら
The Watch Blog 腕時計のよみもの https://www.thewatchblog.net/entry/watchreview-mondaine-stop2go